●労働者との協議
労働者と協議し、また参画させることがその組織の安全衛生にとって大きな利益をもたらすということは、これまでもずっと認識されてきました。
1990年に行われた英国安全衛生庁の委託研究によれば、事業者が労働組合の安全衛生代表と十分に協議を行っているところでは、組合のない職場に比べて災害発生率が25パーセント低いという結果が得られています。別の調査でも、労働組合又は非組合の安全委員会を持つ企業は、そうでない企業に比べて50パーセントも事故発生率が低かったのです。(Communicating the health and safety message, Job Safety Management,March 2006)
衛生委員会の設置、開催、労働者の参加は労働安全衛生にとって、欠かすことのできないものであり、そのメリットは労使双方にあるのです。