理由➊ 「毎月開催だと忙しい」
「毎月開催だと、ますます忙しくなるのではないか」という懸念に対しては、根拠法令だけでなく、前出の文科省通知「公立学校等における労働安全衛生管理体制の整備について」にあるように、文科省も労働環境改善は「学校教育の質の向上」につながることを認めていると一言添えると良いと思います。「錦の御旗」は大いに活用しましょう。
よい仕事をするためには、何よりも教職員が笑顔で心身ともに健康でなくてはなりません。
教育条件の最たるものは、子どもの目の前にいる教職員なのです。
その忙しさを解消し、生き生きと教育活動に打ち込めるようにするのが労安活動の主目的であり、事業者の責任であることを共通認識しましょう。
ある程度回数を重ね、成果が出てくるようになると、衛生委員会そのものが「余計な仕事」であるような受け止め方は次第になくなります。
そのためには小さくとも具体的な成果を出していくことが大切です。
これが無いといつまで経っても、忙しい中での「会議のための会議」になって、本当に職場のお荷物になってしまいます。