●参加から参画へ
衛生委員会も毎月定期的に開催していると、衛生推進者が準備した調査審議事項以外に、委員から最後に“待ってました”とばかりに意見が出てくるようになります。
この日のために、各委員が日頃感じていることや職員からの情報を集めたりして、この場に持ってくるのです。
例えば、
「頭痛等の鎮痛薬を購入できないか」
「ハチが教室に入った時のために殺虫剤を備えてほしい」
「工事関係者が敷地内で喫煙している。管理者が注意してほしい」
「コウモリのフンが落ちている」
などといったように、事業者(校長)や衛生推進者が把握しきれていない情報を出してくるようになります。
もちろんそれらも全てその場で審議し、即断即決、職員への周知へと移行していきます。
これらは衛生委員が日常的・自覚的に職場を労安の視点から観察していることの表れです。
一つ一つの意見を大切に扱うことで、衛生委員会は一層活性化し、衛生推進者の仕事もスタート時から比べると次第に楽になっていきます。