3.労働衛生統計
労働衛生統計とは耳慣れない言葉ですが、労働安全衛生にはなくてはならないものです。
なぜなら、確信を持って労安活動を進める第一の前提は、現状の正確な把握だからです。
なんとなくの感覚だけでは目に見えた成果は挙げられませんし、評価もできません。
労安活動を動かし、事業者を説得する車の両輪は「法」と「データ」です。
データなくして対策なし。
データほど心強いものはありません。
労働衛生統計の目的は、「安全衛生に関する集団的情報を数量的データとして把握し、起きている現象を定量的に捉え解析し、背景にある問題点を読み取り対応策を検討して実行する」というものです。
数字に置き換えられるものは可能な限り数値化すると、調査審議のマンネリ化を防ぐことができます。