4.事業者が超勤削減(勤務時間適正化)できない理由
【労基法32条 労働時間】 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を越えて、労働させてはならない。 2 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を越えて、労働させてはならない。 |
スピード違反も超勤も法令違反という点では何ら変わりはありません。
法治国家において公務員は法を遵守しなくてはならない以上、超勤を放置することはできないはずです。
事業者も「勤務時間の適正化」と口では言っています。
しかしながら、校長に対して「県教委通知を守って、勤務時間を適正化せよ」と要求するだけでは効果が上がりません。
事業者は「適正な勤務時間管理」になぜ本腰を入れないのでしょうか?
行動に移る前に、事業者が法令違反する理由を考えてみたいと思います。
違反には、法令違反・ルール違反・校則違反などさまざまありますが、違反の理由には共通するある理由があります。
『ミスをしない人間はいない-ヒューマンエラーの研究』(芳賀繁著・飛鳥新社,2001)によって分類された5つの「違反する理由」にしたがって分析してみます。