違反する理由➍ みんなも守っていない
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の心理です。
違反する人々が多数派にまでなってしまうと、まじめにルールを守っている者が損をするという状況が生まれ、ますます違反者が増えます。
そもそも横並び意識の強い使用者(校長)ですから、問題意識が不足しています。
市内すべての学校に衛生委員会が設置され、とりあえずは活動が取り組まれています。
今後は、本来の事業者である市教委に安衛法・労基法を遵守(コンプライアンス)させ、安全配慮義務を履行させることが重要です。
【法3条 事業者等の責務】 事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない |
地教委に「総括衛生委員会」の設置を求める取組がありますが、この部分を根拠としています。
労安活動の本分は「事業者責任の明確化」にあります。
各学校での安全衛生活動がバラバラな状態にあるのは、事業者(地教委)としての責任を果たしているとは言えず、一層地教委交渉の強化が求められます。
そして、その結果をもとに、校長の横並び意識である「みんなも守っていない」を「みんなも守っている」に変えていくことが必要です。