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2.校長との事前協議がポイント

2.校長との事前協議がポイント

 

以上のことを踏まえ、A小の労安活動の毎月の運営方法は、次頁の図のような流れになっていて、スタート時の衛生推進者と校長の「事前協議」の中で、ゴール地点の内容をほぼ決定しています。

 

つまり、事業者(校長)が最終的にできそうもないことを平場の衛生委員会でいくら侃々諤々議論し合っても、文字通り「事業者への意見」以上の価値はありません。

 

1回の限られた時間を最大限活かし、衛生委員会で合意したことを真に実現させるためには、事前協議の中で十分話を煮詰めて合意しておいた方がより現実的・効率的・生産的です。

 

ですから、衛生推進者は伝家の宝刀であるあらゆる法令・データを準備し、校長を説得できるよう“事前協議に全力”を注ぎ込むのです。

 

 

A小の毎月の労安活動は、基本的にはこのフローの繰り返しで、A小のような中規模以上の学校で、衛生委員会を最大限に活用して超勤削減していくにはこの方法しかないのではないかと思います。

 

A小での「衛生推進者」の役割の重要性がおわかりいただけたでしょうか。