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●時間マネジメント

●時間マネジメント

『部下を定時に帰す仕事術』(佐々木常夫著・WAVE出版,2013)に、ムダな残業をやめさせるために、部下に次のようなメッセージを送ったことが紹介されています。

 

残業が如何にその人の評価を下げるか、痛烈です。

 

1 労働基準法36条に規定されているいわゆる36協定で、残業は月45時間を越えてはならない。

 

それを超えるにはそれ相応の理由と手続きがいる。

 

労働に対する世の基準(法の遵守)に逆らう常識の欠如を感ずる。

 

4 多くの残業を続ける結果、自分の健康を損ねたり、大切な家族とのコミュニケーション不足というマイナスが生ずるリスクを考えないことに想像力の欠如を感ずる。

 

5 また、仕事以外の活動が、どれほどその人の人格形成に役立ち、幅広い仕事に繋がるはずなのに、そのことに目を向けない向上心の欠落もみられる。

 

6 自分で時間外の時間を記入し、上司に申請するということは、自ら所定の時間内では仕事ができないということを毎月表明していることであり、そこに羞恥心の欠如をみる。

 

7 そのような部下を目の前にしながら、注意もせず、仕事の指導もせず、相談にも乗らない管理職に、責任意識の希薄さを感ずる。

 

また、同じ会社の中で、同じグループの中で、残業の多い人と、ほとんどない人が存在するのは仕事の配分が間違っており、マネジメント不足である。